書評は [新刊・書籍・新聞]

主として新刊書籍の内容を批評すること。

通常、著者紹介、内容の紹介や分析、客観的位置づけなどが行われるが、印象批評の色彩が強いものや、なんらかのカテゴリーやテーマを設けて類書を選択・比較するものも含まれる。

書評は海外では、出版点数が激増した19世紀末から20世紀初頭にかけて成立した。

イギリスの『タイムズ文芸付録』や『ニューヨーク・タイムズ・ブック・レビュー』はその一例である。

わが国では近代文学の成立期である明治20年代に『出版月評』『日本図書月評』などの書評誌が創刊され、同時に『国民之友』『めさまし草』ほかの雑誌が文芸時評を掲載し始めた。

その後書評専門紙として『日本読書新聞』、『図書新聞』、『週刊読書人』などが発行され、書籍情報誌として『出版ニュース』、『本の雑誌』、『ダ・ヴィンチ』などがある。

一般には新聞の読書特集や週刊誌の書評欄などが図書選択の指針とされるほか、テレビやインターネットによる図書紹介、書評なども増えており、石川達三のいう「書評は文化批評であり読書指導でもある」という性格が、いよいよ強く求められている。
update:2010年02月23日